ラーメン好きの私にとって、新しい街は新しいラーメンとの出会いでもある。特に東京は全国のラーメン店が、競い合うように乱立している。繁華街へ出かけると、沢山のラーメン屋があってどこにしようか迷うものだ。ラーメンに関する雑誌や特集も多い。世の中にはそれだけラーメン好きが沢山いるということだろう。そこで今回は、私が食べたラーメンの中でも、特に変わったラーメンをご紹介したい。テレビや雑誌などでも取り上げられたことがあるお店なので、ご存じの方もいるかもしれない。場所は北千住から15分ほどで、かなりレトロな外観である。お店の窓にはラーメン屋には似つかわしくない、コーヒーミルクや納豆、それからチーズになんとアルカリという文字まである。怪しすぎるお店である。店内はそれほど広くない。座席も6つ程である。そして、壁にあるメニューに目をやると、ワンタンやギョーザ、坦々麺に並び、赤色ラーメン、青色ラーメン、黄色ラーメンなどがあるのだ。そしてココアラーメン、アルカリラーメンなど味の想像がつかないラーメンが一杯である。そこで私が選んだのは、その名も水色ラーメンである。一体何からできているのだろうか見当もつかない。注文すると、お店の人が取り出したのは、紫キャベツに牛乳だ。紫キャベツを煮出した液体の中に、牛乳と何種類かの調味料が投入される。そこへ熱々のスープが流し込まれる。この時点では、スープの色は乳白の薄紫だ。そこへ茹でた麺を入れ、わかめとねぎを盛り付ける。そうしている内に、だんだんとスープがきれいな水色に変わるのだ。最後に半熟卵とキャベツを乗せれば完成である。味はというと、見た目よりあっさりとしたミルク塩ラーメンといった感じだ。そこへ、主人がお酢を入れてみろという。言われた通りに入れてみると、スープが今度はピンク色になったのだ。まるで理科の実験の様だ。興味のある方は是非食べてみて欲しい。